ジャガイモがとれた。ジャガイモはたくさんできる。でも,我が家はそれほど食べない。でも,畑を耕すと,どうしてもジャガイモを植えたくなる。葉が茂り,いち早くできる作物だから,なんだか葉やけをやっている気分が味わえる。でも,たくさん作ると食べきれない。今年は,長年のそうしたジレンマから少しだけ賢くなって,少量生産。きれいな肌のジャガイモができた。

暑い夏の日差しが続き,雨が少なかったせいだろうか。作物の育ちがよくない。
しかも先週の台風のせいで,いつも楽しみにしているシシトウ3本のうち,2本が折れてしまった。
ゴーヤも葉の茂り具合がいまひとつ。でも,きれいな花を咲かしている。
ピクルス用キュウリは,幹も太くしっかり生えている。せっかく蔓を這わせるタワーをつくったのに,どうも蔓でもって高くのびる種類じゃなかったみたい。冷やしてボリボリ食べるとうまかった。採れたてっていうのは,畑をやって初めてうまいのがわかった。こどもの頃,庭に畑があった手伝った覚えはあるが,そのときには作物の花を愛でる気持ちもなかった。いま,ようやくそういう気持ちがでてきたってところだ。おなじように,たいちさんにどれだけ言っても,この感動は歳をとってからでないとわからんだろう。覚えがある。それで十分だ。
こどもたちは,畑なんてぜんぜん目に入っていない様子。たいちさんは,学校から持って帰ってきたとうもろこしや豆類の苗を畑に植えてくれとせがみ,畑の一角を与えたものの,世話をしているのは結局親だ。そりゃそうだろう。子供の夏は,ほれこのとおり。走り回って,はしゃいで,水でじゃぶじゃぶ。そうした遊びこそが,覚えなんだろうね。
桔梗の花が美しく咲いた。白い桔梗。なんとも美しい。

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