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「一年を終えると、あたかも冬こそすべてであったように思われる。土が残雪であり、水が残雪であり、草が残雪であり、さらには光までが残雪の余韻だった。春があっても、夏があっても、そこには絶えず冬の胞子がひそんでいて、この裏日本特有の香気を年中重く澱ませていた。」
宮本輝の『蛍川』の一節。
寄寓人も富山に初めてやってきた頃は、その重く澱んだ香気を受けとめていたような気がする。たんこさんと暮らし、お山に寄寓し、螢川の舞台となったいたち川の畔に住むようになって、少し変わった。
いたち川の春の桜は、長い冬の終わりを満面の笑みで祝う。そして、お山では山が嗤う。
長い冬だからこそ、待ち遠しくて、啓蟄を祝い、桜を愛で、山の嗤いにつられて笑う。富山のよさだよね。山ほんとに嗤うんですよ。ほんとに。大長谷ではいま山が嗤っています。

 

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2012/05/10 23 : 07
こめんと [ 0 ]
CATEGORY : [未選択]
お山の畑はまだ土が乾いていないから、耕すことができない。というわけで、たいちさんの運動場になっています。とにかく棒が大好きたいちさん。雑伎団にでも入りたいのかしら。

「すごいものみつけちゃった!」手を引っ張られて見に行ったら、溝にカエルのたまご。ん〜グロテスクなり。

だいたいはお部屋でぼぉ〜とするか、お外でぼぉ〜とするか、結局一日中ぼぉ〜とするのがこの季節のお山の生活。
文庫小説を買ってお山に籠もる。それもまた愉しみ。
有川浩の『図書館戦争』と『阪急電車』を八尾の宮脇書店で仕入れる。
最近気づいた。百田尚樹の『永遠の0』を出張帰りのはくたかで読んで号泣し、万城目学の『鹿男あをによし』を読み、そして有川の小説を読んで・・・、共通点は偶然にも児玉清でした。児玉清の解説は、いつも本大好きって伝わってくるからいい。本大好き!いいな児玉清。亡くなるまでとてもみずみずしい感性をもってらっしゃったんだね。
みずみずしいと言えば、また食い気に走るけど、菜の花がおいしい。畑にはなにもないけれど、去年だれかさんが畑に置き去りにしていったカブから菜の花が咲いています。お味噌汁にいれると春を感じる菜の花。菜の花のお漬け物も、美しい緑のなかにちょっと黄色い花が混じっているところがなんとも素敵で、みずみずしくておいしい。

小説を読んでいると膝の間からかりんさんがのぞく。これまたおいしそうな笑顔。な〜んにもやることないって、愉しいなぁ。

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2012/05/08 22 : 49
こめんと [ 0 ]
CATEGORY : [お山の寄寓生活]
村上山荘のお食事処がリニューアルしていた。びっくり。

入り口の看板だけではない。中身もかわった。なんたって、カレーとかパスタが食べられる山荘に生まれ変わったんだから。「かるぼな〜ら」ってながたんには新鮮な響きだ!

お味もとてもよろしい。ワインもあるんだよ。寄寓人夫婦は早速ボトル一本空けちゃった。パスタはながたんの山の幸で盛り沢山。なかなか気合いが入っています。ごちそうさま。とてもおいしかったです。

もちろん、昔からのメニューも健在。やっぱり、岩魚の刺身は欠かせないよね。
たいちさんは虫が怖いくせに岩魚だと強気。村上さんの手さばきを小さい頃から側で見ていたからね。二人並んで岩魚と格闘。孫に見える?

ほらぁ!って。岩魚捕まえてウキウキ。

「岩魚の心臓って小さいんだね!」お山にはいっぱい発見があるね!
これも何気ない発見。さてこれ、な〜んだ?
エイリアンのたまごにまちがいない。
 

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2012/05/07 21 : 23
こめんと [ 2 ]
CATEGORY : [お山の寄寓生活]
温かくなり、お山にもどってまいりました。
村のみなさんが、とてもあたたかく迎えて下さいました。
村のみなさんがかわるがわるかりんさんを抱いてくれます。
かりんさんは、この村にやってくるととても幸せになるように思えます。
ほらこの笑顔。痒くて思わず貰い笑いをしてしまいます。

村のみなさん、これからもよろしゅうに。

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2012/05/06 21 : 36
こめんと [ 2 ]
CATEGORY : [街を歩く(国内編)]
いたち川の桜は美しい。なかでも、このて橋のあたりの桜は絶品だ。側道に二列桜が並んでいるから、桜がいっぱいだ。
 
 

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2012/04/15 21 : 23
こめんと [ 0 ]
CATEGORY : [未選択]
おやまはまだ雪が1メートルほどあるそうな。
かりんがまだ小さいから、お山には行けない。
そこで訪れたのは、奥飛騨温泉。上げ膳据え膳のたんこさん慰労旅行!
昨年、たんこさんのお腹にかりんさんがいたときに泊まった新平湯温泉 鄙の館 松乃井さんのところに転がり込みました。
今度は、かりんさんもいる。早いものであれからもう一年。
かりんを抱くたいちさんもずいぶんとおにいさんらしくなりました。相変わらず、奥飛騨まで来て唯一の旅館の愉しみはテレビなのだそうだが・・・。ま、まだお子様だもんね。

たいちさんは、ピラフやグラタンなどという子供だましのお子様食は苦手ということで、今回は、大人食。渋さとあどけなさをもつたいちさん、わくわくしながら、好き嫌い言わずに食べないとシバくと親父に脅されながら、迷い箸。

ま、飛騨牛はたいしたことなかったけど(牛のなんたるかをわからないたいちさんは旨いと叫んでいましたが)、ホクホクの岩魚の塩焼き、おいしゅうございました。

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2012/03/29 23 : 28
こめんと [ 0 ]
CATEGORY : [出張ごはん]
マケドニアの首都スコピエに到着。仕事を済ませて、いざ出張ごはん。

うろうろしているとアイリッシュ・バーを発見。世界中どこでもアイリッシュ・バーは外国人歓迎。というわけで、こんばんわ。

お店は混雑。カウンターに座る。

早速、地元ビールを注文。ん、なかなかいけますね。スコプスコって名のビールでした。付け出しに殻つきピーナッツ。料理は、アイリッシュ・ハンバーグを注文。どんなんだろうね、アイリッシュ・ハンバーグ。

 

すこしにんにくの香りのするトマトソース。

アイリッシュ・バーの客人たちが、東洋人の客に関心をもつ。日本人だというと、みなさんからおごりのビールが運ばれてきた。ありがたや。自分で二杯飲んで、お客人方から3杯運ばれてきて、いい気分というより飲みすぎだ。知らない街で知らない人たちのビールをあんまり飲んでいるとはやりあぶないだろう。どうも、ありがとう、スコピエのみなさん。私は明日も大事な仕事があるので、これにて失礼、とホテルに戻る。



翌日、朝に仕事してから、お昼を食べにいく。旧市街は、トルコ風。さて、何食べようか。

なんだかいい香りがしてきた。ん、ケバブを焼いているのか。

 

どれどれ、試しにちょっと入ってみましょう。



なかなかおいしいケバブ。香りがいい。ケチャップとマヨネーズを渡される。
うまいよ、おにいさん。お店のおにいさんがクールに笑う。
すこし胃にもたれたけど、おいしゅうございましいた。ケバブとコーラで150円ほどのお値段、細かいお金をもっていない外国人の私。顔をしかめられました。
どうもごちそうさま。

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2012/02/25 00 : 44
こめんと [ 3 ]
CATEGORY : [出張ごはん]
トランジットでウィーンに一泊。
以前に仕事できたときにも泊まったホテルレジーナに宿泊。便利なところにあり、なんだか歴史の香りのするホテルだけど、六千円から七千円ぐらいで泊まれるので、勝手知ったるところということで、ここを選んだ。

景色の良い広い部屋に入れてもらう。Schottentorのすぐ近く。ホテルから駅に向かっての写真がこれだ。

安くていいホテルはいっぱいあるんだろうけど、毎度ここに止まる理由は、出不精にある。近くにお気に入りのグーラシュを食べさせてくれるところがあるんだ。それがこの店だ。

今日は移動の休養日。すこしビールでも飲んで、せっかくだからグーラシュを食べることにしました。
 
どうです、おいしそうでしょ。いや、ほんとにうまいんです。

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2012/02/23 03 : 45
こめんと [ 2 ]
CATEGORY : [未選択]
大長谷のみなさん
夏鈴どす。よろしゅうおたのもうしますぅ。


年末、モスクワからの帰国便は機材の問題とかで午後9時初が翌朝7時発に変更。10時間も出発が遅れ、説明も対応も最悪のアエロフロート。提供されたホテルの部屋は見知らぬ客との相部屋、成田に到着すると東京に向かう電車もなく、一泊する羽目に。
最近、アエロフロートは最悪だ。成田−モスクワ間の機材は古く、シートは居心地悪く、上映される映画も「ホーム・アローン」って、マコーレ・カルキンもびっくりだ。

帰国後の年末年始はひさしぶりののんびりさん。春になったら、またお山のおうちに出かけて、山菜採りでもしましょう。かりんちゃんの大長谷デビューも、春になるでしょう。

ところで、ガッキーの届けてくれたビーツは、なかなかおいしゅうございました。サラダにして食べたのですが、ことのほか甘く、な〜んにも世話になくてもおいしいって、なんだか得したような努力の甲斐がないような・・・。

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2012/01/07 22 : 01
こめんと [ 0 ]とらっくばっく [ 0 ]
CATEGORY : [街を歩く(海外編)]
クリスマス、年の瀬にモスクワ出張というのも、なんだか家族に申し訳ないけれど、とにかくお仕事、お仕事。
モスクワに行くっていうと、滞在中観光でもしているんだろうと思う人も多いだろうけど、仕事先やご家庭に呼ばれて仕事するか飲まされていることがほとんどで、外を気楽にうろつくことはほとんどない。
今回、時間がすこし空いて、本屋に出かけた途中、アルバート通りという観光名所を覗く。

覗いただけで、ひとりでどう楽しんだらよいのかわからない奇遇人は、とぼとぼ足早に通りを突き抜けたのでした。
さて、明日には帰国。ロシアは、ロシア正教の国だから、クリスマスはもっと後にある。だからメリークリスマスは長い。みなさん、メリー・クリスマス。サンタは来ましたか?ロシアの友人に、きっとサンタはモスクワ経由で日本に行くんだよといったら、大いにうけました。

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2011/12/27 15 : 33
こめんと [ 0 ]
CATEGORY : [街を歩く(海外編)]
民主国家とはいえないお国。いたるところで大統領の顔を拝見することになる。料理もそうだけど、大統領の顔もあまりに過剰。大統領の顔の裏側に住んでいる人たちは居心地わるいだろうに。

中央アジア最貧国。でも、街はいたってのんびり。今回は仕事が忙しくて市場でお買い物をしたりする時間はなかったけど。
街の人々がみんな知り合いのようでいつも驚かされる。人間関係のモザイク。地元の連れに急かされてアパートをでたものの、歩いて5分もかからないようなつい通りの向かい側に住む人のお家にたどり着くまでに30分を要した。なぜかって?玄関をでたとたん、すれ違うたびに街の人たちと御挨拶に始まって、連れの紹介やハグをしている間に時間がどんどんすぎちゃう。これじゃ街中で悪さはできない。

ある地元実力者の息子さんに車に乗せてもらい移動中、違反で警察に止められた。その息子さん、なにやらガヤガヤ話をしていて、なにやら証明書を渡して、すぐまた発進。
「どうなったの?」と聞くと、とりあえず免許証渡して、あとで返すってことになったらしい。その夜、その息子さん、不機嫌そうに言った。
「署長が謝りにきた。だから俺はやめとけって言ったのに、その警察官は『俺の仕事だ』なんてほざくから、ややこしくなったんじゃないか!」
たしかにややこしいところだねぇ、ここは。

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2011/12/05 21 : 05
こめんと [ 0 ]
CATEGORY : [出張ごはん]
太って帰ってきました。
タジキスタンでのごはん。お仕事では朝から晩までいっぱいたべなければならない。それがお付き合い。
タジキスタンのとても大切な料理であり最後の締めは、プロフ(ピラフ)だ。シャシリークと呼ばれる羊肉の串焼きやケバブのようなものも、毎日でてくる。これらはもう中央アジアではどこでもでてくる。
羊肉は新鮮でないと駄目なのだそうだ。朝には車の荷台に皮をはいで内臓処理をした羊が通りに運ばれてきて、市場ができあがる。なんだか生々しい。ちゃんと殺生を無駄にしなうように食べようと思う。

パイ生地のようなもので羊肉のミンチを包んだ料理。なかなかうまし。でも胸焼けするし、お腹いっぱいになるから、ふたつは食べきれなかった。真ん中は、脂身の塊が添えてある。

いや、ほんと太ってしまいます。

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2011/12/04 17 : 48
こめんと [ 1 ]
CATEGORY : [出張ごはん]
そうそう、静岡の出張のおまけがあります。
仕事を終えて急いで新幹線へ!でも、腹減ったぁ〜。ホームのベンチに腰掛けてうなった。キオスクにならぶ駅弁。いただきます!
「鯛めし」です。

お弁当を広げると、ぎっしりと詰まった鯛のほぐし身。肉厚の鯛の切り身。ごはんもほぐし身をあま〜くて、なかなかの美味でした。うす味の鯛めししか知らなかったけど、このお弁当版「鯛めし」なかなかですぞ。

たんこと子供達の待つ富山にGO!
おつかれさん、ビールでものんでおいでと気遣うたんこさん。しらさぎ車中でしっかり頂きました。

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2011/11/02 22 : 40
こめんと [ 1 ]
CATEGORY : [出張ごはん]
静岡は遠い。たんこさんは、富山が遠いのよと言う。そのようにも思う。
静岡駅に到着したら、へろへろでホテルのベッドに倒れ込む。このままではせっかくなにか美味しいものでも食べておいでと送り出してくれたたんこさんに何も報告ができないということで、静岡おでんを食べに行く。
私はひとりで飲みに行くのが苦手だ。知らない人と飲むのも苦手。酒は誰と何処で何のために飲むかがとても重要とのシベリアのうわばみアンドレイの言葉をウォッカ道とする寄寓人は、ひとりでは飲みに行かないのだ。
おでん屋がならぶ横町に足を踏み入れても、なんだかこのまま引き返そうかと躊躇する。カウンター越しに呼ばれて、ようやく店に踏み込む。
この横町のおでん屋はみんな小さい。誰彼なしに話が弾むお店のカウンターに座り、地酒「磯自慢」を口に含ませた頃には、みなさん飲みトモダチだ。

静岡おでん。黒いおだしで色濃くなったおでんに鰹節の粉をかけ、青のりをふる。このお店のおだしには砂糖も味醂も使わないそうだ。だからひつこくない。

なかなかうまい。いい気になって、喜久酔をいただく。調子にのってハムカツを注文。厚みのあるハムカツよりは薄いハムカツが好みだけど、いい気分になってたせいか、厚みのあるハムカツもまたよろし。
またまた調子にのって臥龍梅というお酒をいただく。これが一番気に入ったかな。
お客も入れ替わり、鯔背なご老人に会う。ジェームス・ディーンの革ジャンに色鮮やかなパーカーを羽織り、白いシャッポの粋なご老人。背筋がピンとしててね、あんまりにもかっこいいんで写真を一枚いただきました。

「一期一会だね。貴方と話せてうれしかったよ。」
そういわれて、なんだか気恥ずかしくなる。静岡の粋な人のストレートな気持ちを受けて、少し酔ったかなと思った。

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2011/11/02 22 : 31
こめんと [ 2 ]
CATEGORY : [未選択]
お山のおうちにはなかなか行けない。毎年、真冬でも雪をかき分けてお山のおうちで過ごしてきたけど、ことしはかりんちゃんがまだ小さいから無理かな。
畑は放ったらかしだから、なにも育ってないだろうと思っていたら、我らがガッキーが畑を時々見てくれていたそうな。やさしいガッキー。
で、そのガッキーが畑の写真を送ってきて下さった。
ん、ビーツではないか!毎年丁寧に除草して大事に育ててきたビーツだけど、意外にな〜んにもしなくても育つのか!?
ビーツ2011
ん、これは今年挑戦のつもりで植えた海老芋ではないか!さすがに小さいままだけど、それでもがんばって葉っぱをはやしている。
海老芋2011
我が家の子供達といっしょだねぇ。育てようとやっきにならなくても育つ!そう思っているのは、のんきな寄寓人だけかね。いや、いろいろな人に面倒みてもらって育つんだね。
父の背中を見て育つのだったら、そら見てくれ、たいちさん!父の背中を!

さて、今年はおいしいボルシチできますかね、たんこさん?

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2011/10/21 21 : 31
こめんと [ 3 ]とらっくばっく [ 0 ]
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