お山のみなさんは,畑の後片付けも終えようとしているようです。どっさり雪が降り,お山が閉ざされたようになるのも,もうすぐでしょうか。
藤の実があります。アミーゴのおかあさんが美味しいって言っていたので,一度食べてみたいと思っていたのですが,高いところにあってなかなかとれません。
今年は近くの藤の木にもたくさんの実がついています。固い殻はたたくとカキーンっていうほど。私もながたんに来るまでは,藤の実なんて知らなかったし,食べることができるのも,知りませんでした。ほら,こんなふうにできているんですよ。
で,手短なところから採ることにしました。
いくつか採れたので,では,殻剝きしましょう。
なにやら茶色い皮をしたお豆さんがはいっています。大きな殻のわりには,あまりはいっていません。しかも,なんだか腐ってしまっているのも多々あり。少し採るのが遅かったかな?
では早速,煎ってみましょう。
煎るとぺっしゃんこだったお豆さんが,ぷくってふくらみました。なんだかこれは期待できるぞ!
さて,できあがった藤の実は,その茶色い皮を剥くと,薄黄色いお豆さんがでてきました。
食してみましょう。ん,煎り方が足りなかったか。でも,なんだか美味しい。栗にも似た,銀杏にも似た,なんだかたとえようのない味でしたが,なかなかの美味。たくさん煎ったのに,食べられる実は3粒ほどしかなく,苦労のわりにはお腹に入る量が少ない実でした。
[0回]
PR