忍者ブログ
CATEGORY : []
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2025/07/16 06 : 15
CATEGORY : [お山の寄寓生活]
ボルシチなど,ロシアのスープや料理にはウクロップ(укроп)という香草がつきものです。ディルのことだけど,露英辞典ではディルとフェンネルの両方が書いてある。さてどちらのことなのだろうか。ロシアのお店でよく見かけるのはたしかにディルのよう。私たちの畑では,フェンネルを植えました。なぜって,フェンネルの方がなんだか見栄えがよく,堂々としているのです。太い茎がかぶのように大きくなって,その部分も食べられるし(胃腸にいいらしい・・・),細い葉っぱは薫り高いのです。
昨年は,10個の種から3つ発芽して,そのうちひとつは芯が虫に食べられて腐ってしまいました。でも,ふたつは立派に育って,同じく畑でとれたビーツで作ったボルシチに入れて楽しみました。
今年も昨年同様10個の種を畑に蒔きました(一カ所に二粒ずつね)。今回は,4つ発芽しました。少しだけ成績がいい。この若々しい若葉が,にょきにょきと伸びて,扇状に葉を茂らせると,まるで緑の孔雀のようになります。今年はいっぱいウクロップを楽しめそうです。


拍手[0回]

PR

2009/06/30 22 : 25
こめんと [ 0 ]
CATEGORY : [お山の寄寓生活]
今週のグリルのなかの小鳥の巣です。
とうとう雛が生まれました。邪魔されて卵を温めることができなかったときもあっただろうに,よく生まれてくれました。
農作業中は餌を運べない小鳥たち。農作業をしながらも心配です。
お山には,たくさんの鳥がさえずります。うぐいすは,歌がうまくなりました。ツバメは街のツバメよりも少しのんびり飛びます。
電線にツバメが並んでいます。きっとグリルのなかの小鳥たちのことは,お山の鳥たちの間でも話題になっているにちがいないと,並ぶツバメを見上げながら,お邪魔な人間の私たちは思うのです。

しっかり巣立ちするまで,グリルはそのままです。

ちなみに,本日は私たちの太地さんの誕生日でした。こちらは誕生日だというのに熱が出て,幼稚園にも行けませんでした。ここ数日食欲もなく,お祝いのケーキを食べるのが精一杯ってとこでした。彼の巣立ちはまだはるかに遠いけれど,ま,ゆっくりいきましょう。
(誕生日でなんだかうれしいけど,風邪でさえない太地さん)

誕生日のお話は,姉妹版「たんこブログ」に近日公開となるでしょう。看病疲れのないように,たんこさん。

拍手[0回]


2009/06/29 23 : 32
こめんと [ 1 ]
CATEGORY : [お山の寄寓生活]
つるが伸びます。
やさしい手で巻き付きます。
まずこれがピクルス用キュウリ。つるがようやく伸びてきて,しっかりと支柱にからまりました。かわしいつるです。

この子は,ニガウリのつるです。ういういしいですねぇ。

お次は,ダイナミックなつるです。これは「そうめんうり」です。どんどん伸びます。

もういっちょ,これはラグビースイカ。スイカがあまり好きではないけど,たんこさんと太地さんが好きだし,私はラグビーが好きなので,植えました。たんこさんと太地さんは,あま〜いスイカを楽しみに,私はラグビーのまねごとをするのが楽しみで作っています。どんどん伸びろ,つるさん。

拍手[0回]


2009/06/25 22 : 28
こめんと [ 0 ]
CATEGORY : [お山の寄寓生活]
長崎の壱岐には猿岩というのがあります。中原裕の『奈緒子』の波切島の猿岩のモデルになり,これを見ると「ゆうすけ〜!」と叫んでしまいたくなる岩です。なるほど,この岩は猿だ。壱岐の名物岩です。

大長谷は美しい。でも,猿岩のようなものがありません。
で,私は見つけたのです。「蛙岩」と名付けよう。

似てない?遠い?地味だけど,大長谷の名物岩になるかな。

拍手[0回]


2009/06/23 22 : 24
こめんと [ 0 ]
CATEGORY : [お山の寄寓生活]
「グリルのなかの小鳥の巣」のその後です。

小鳥は卵を温め続けています。用心深く覗いたら,親鳥と目が合ってしまいました。思わず目を伏せて,なにもなかったように遠のきました。
畑作業を始めるともう一匹の親鳥が警戒音を発し,巣から親鳥が飛び立ちました。どうにも面倒なところに巣をつくったものだと,私たちだけでなく小鳥たちも思っていることでしょう。
大長谷の青空はこんなにも青く高いのに,なぜにこんなどうでもいいような人の作りし構造物に巣をつくってしまったのでしょう。一週間,しっかり卵を温めてもらって,週末は少しだけ畑の空間を譲り合いたいと思います。

拍手[0回]


2009/06/22 22 : 02
こめんと [ 2 ]
CATEGORY : [お山の寄寓生活]
学生さんたちがお山のおうちにやってきました。


自分にとって,人にとって意味のある「場所」を考えようと大長谷に学生さんたちはやってきました。村上山荘の村上さんにお話をしていただきました。自分が生まれ,育ち,働く場所をどのように見つめ,守り,展望するか,一筋縄ではいかない現実を村上さんの話から実感したことと思います。様々な課題を内包する「場所」に生きるひとたちからの話を聞き,それを耳学問で終わらせず,私たちの関わり方,応答の仕方を真面目に考える機会になったものと思います。そこに地域研究の出発点があります。一筋縄ではいかない彼方の問題,でも,決して彼方の問題ではなく,自分自身の課題でもあったと気づくとき,私たちはより学びたいと心新たにするのです。

 と,真剣な学びを体験しましたが,楽しみはやっぱりバーベキュー!

 がんばって火を起こしてくれて,最後まで火の番をしてくれた亮太くん,ありがとう!

 村上さんへの質問をうまくまとめ,落ち着いた進行役をつとめてくれた龍一くん,ありがとう!

 そんな彼も,真摯に学ぶ姿勢は昼間の顔,夜はやっぱりこうなっちゃいます。

 いえいえ,それなら私だって!と,あおいちゃん。

 みなさん,ごくろうさまでした。敬礼!

拍手[0回]


2009/06/21 22 : 42
こめんと [ 1 ]
CATEGORY : [お山の寄寓生活]
畑といえば野菜だろうけれど,彩りに花は欠かせません。
私たちの畑には,昨年立派なロシアンひまわりが大輪の花を咲かせました。
今年は,昨年の種を植えました。
立派な双葉が開き,いまでは本葉が広がり始めました。一列に背の高い大輪の花を咲かせるひまわりの成長が楽しみです。

昨年の種といえば,朝顔も双葉をつけました。昨年は,ツルが支柱にひっかからず,「地ばえ朝顔」になってしまいましたが,それでもしっかり種を私たちに残してくれました。

昨年,市内のおうちのベランダを飾っていた「都忘れ」。佐渡に流された順徳天皇が愛でた花なのだそうだ。都へのノスタルジアさえも癒してくれた小さな花。ロシア人にとってノスタルジアとは「死に至る病」。きっと都へのノスタルジアも,辛いものだったのだろう。この花は,「遠い昔からの物語」です。ベランダで元気がなくなっていた「都忘れ」を鉢ごとお山に持ってきて,一冬が過ぎました。深い雪をかぶり,てっきりもう駄目かと思っていたら,春の息吹を助けに花を咲かせました。この小さな花を私たちも愛でることにしましょう。

みほちゃんと太地さんが,シロツメクサの花を編んでくれました。「シロツメクサの花が咲いたら,さぁ行こうラスカル!」とハナウタを歌いながら,私たちの愛車「ぶいこ(HR-V)」のボンネットを飾りました。

拍手[0回]


2009/06/17 21 : 33
こめんと [ 0 ]
CATEGORY : [お山の寄寓生活]
おやまのおうちのバーベキューグリル。雨風がかからないように,そりを被せておきました。先週は出張だったから,二週間手をつけず,そのままだったと思います。

畑仕事が終わって,鍬を立てかけたら,ゴツンとバーベキューグリルにあたってしまいました。すると,なかでなにやら激しく羽ばたく音。
いきなり小鳥がバーベキューグリルのなかから飛び出てきました。あ〜びっくりした。
中を覗くと,小さな鳥の巣があって,小さな卵があった。

きっと卵を温めていた親鳥が,驚いて逃げていったんだろう。
戻ってくるかなぁ。私たち家族はみんなで心配していました。
夕方になって,夫婦の小鳥が何気ないふりをして畑を歩いていました。小鳥は,少しずつ,警戒しながらも,バーベキューグリルに近づいていきました。
私たちはおうちの窓からそっとその様子をうかがっていました。
とうとう小鳥はバーベキューグリルの中を覗いたようです。私たちの窓からの視界ではわからないけれど,夫婦小鳥のうち一羽が畑で警備をして,もう一羽がバーベキューコンロに入っているようでした。

煙草をふかしに外にでると,小鳥が高い警戒音を発します。
雛がかえるまで畑仕事がしずらい気もするけれど,小鳥が卵のところに戻ってきてくれて本当によかった。
今週末は,このグリルは使えそうにないです。しばらく,そっとしておいてやりましょう。

拍手[0回]


2009/06/16 21 : 13
こめんと [ 1 ]
CATEGORY : [お山の寄寓生活]
ベランダのながたんキュウリの苗,太郎,次郎,三郎が大長谷の畑に戻ってきました。今年はワラを敷いて,少し上等さんの畝に定植です。

ビーツも元気の育っています。でも,発芽率はずいぶんと悪い。今年はたくさんお客さんが来るので,たくさんボルシチ作ってあげたいけど,このままだと少し心配だ。

ベビーキャロットも発芽率が悪かった。でも,ほら,それなりにできているでしょ。

ジャガイモはすくすく育っています。今年は大長谷の山崎さんちの種芋と津田さんちの種芋で時期をずらして植えました。一度にできたらたべきれないからね。

とうもろこしは,まだまだこれから。

2週間前に植えたカボチャに花が咲きました。

小松菜は酷い状態。伸びないし,虫に食べられ穴だらけ。

昨年失敗した枝豆に今年も挑戦することにしました。ビールを飲もう!を合い言葉に。

サツマイモも植えました。でも,2週間たって見ると,なんだか元気なし。日照り続きだったからね。

ま,園芸十二ヶ月,失敗も成功も自然まかせ。私たちに出来ることと言えば,週に一度の草むしりと石拾いと追肥。田舎ぐらいはスローライフの代名詞のように語られるけど,目の前に展開する緑のざわめきや虫のざわめきを追っているとスローライフなんてもんじゃない。草や虫はのんびり私たちを待っててはくれない。田舎ぐらしは忙しいのです。

拍手[0回]


2009/06/15 23 : 47
こめんと [ 0 ]
CATEGORY : [お山の寄寓生活]
大長谷のおやまのおうちにお客さんがやってきました。けんちゃんとみほちゃん。二度目のご来訪です。大長谷は何度来ても癒されるそうです。
みほちゃんは,さっそくたんこさんとたのしくガールズトーク。

まだお日様の明るいうちに,村上山荘でススタケ,岩魚の刺身,岩魚の塩焼き,熊汁でビールをのみました。ぷはぁ〜。ススタケは小さかったけど,けんちゃん&みほちゃんはご堪能。岩魚のお刺身には感激,熊汁にはほっぺたぽろり。ススタケだけお見せしましょう。

夜は,ナンを焼いて食べました。みほちゃんはなかなかのパン捏の名人!こんがり焼けて,これがうまかった!ほら,綺麗に出来たでしょ。

たいちさんは,けんちゃんと遊びました。けんちゃんが来てくれて格好の遊び仲間を得たようで,大はしゃぎでした。
そんでもって得意のウルトラマンシリーズを熱演しました。
まず,メビウスに変身です。

「メビウ〜ス!」と叫んでします。

なんだか姿勢がいいですが,「前にならえ!」ではありません。アイスラッガーを投げたところです。

今度は「たろ〜!」と叫んでいます。

最後は親にもわからない決めポーズで締めくくり!

けんちゃん,疲れたでしょう。お疲れ様。

拍手[0回]


2009/06/14 22 : 02
こめんと [ 1 ]
CATEGORY : [お山の寄寓生活]
畑ばかりが農作業ではありません。おうちのベランダでたんこさんはピクルス用の短い西洋キュウリとロマネスコというブロッコリの一種を種から育てています。畑で大長谷の風や雨に耐えられるようになるまで,やさしく育てます。

ベランダで育てているキュウリのなかには,昨年大長谷で立派に実ったキュウリからでてきた種で育てたものもあります。写真でいえば,前列一番奥が名付けて「ながたん太郎」,前列奥から2番目が「ながたん次郎」です。今年買った種から作った苗よりも,なんだかしっかりしていてたくましいのです。日照時間が短く,風の強い大長谷を耐えた先代の遺伝子をしっかり受け継いだのかもしれません。

「ながたんきゅうり」の種はたくさんあったんだけど,結局3つしか芽がでませんでした。3つめの「ながたん三郎」は,なんだか少し弱々しい。双葉がでたときに,なかなか種の皮から双葉が脱出できずにいたのでした。種の皮をとってあげると,育ちは悪いものの,太い幹はながたん育ちそのもの。さて,大長谷でしっかり育つか心配です。

本葉が大きくなり,節がしっかりできると,大長谷の畑に移植します。

拍手[0回]


2009/06/14 21 : 43
こめんと [ 0 ]
CATEGORY : [お山の寄寓生活]
津田のじいちゃんが気を遣ってススタケとコシアブラをくれた。岐阜県と富山県の県境の山深くに採りに行ってくださった。
今日の晩ご飯に舞ちゃんが料理してくれた。
まずはススタケ。これは焼いて塩つけて食べるに限ると私は思う。

この写真で伝わるかな。皮めくるときがわくわくです。
皮をつるっとめくれば,つるつるでピチピチ。


こんな立派なススタケはなかなかお店でも食べることができません。
まいちゃん特性の鶏団子のお吸い物と一緒に食べました。


こしあぶらとウドも料理してくれました。こしあぶらはみなさん天ぷらがうまいというけれど,私はポン酢のおひたしが大好き。


こしあぶらの季節ももう終わりだそうです。春の山菜ももう終わりです。また来年,おいしい春の山菜が食べられますように。

拍手[1回]


2009/06/04 00 : 08
こめんと [ 0 ]
CATEGORY : [お山の寄寓生活]
畝だけが立派でなかなか植え付けがすすまなかった我が家の畑にも,ようやく賑わいがでてきました。


まず,なんだかやっている気にさせるジャガイモです。これは大長谷の山崎さんちのお芋,名付けて「山崎いも」,そして津田さんちからもらったお芋,名付けて「津田いも」を植えました。


昨年からの我が家の定番になっているビーツも芽が出ました。今年も美味しいボルシチが作れそうです。昨年の私たちのビーツ作りに興味をもってくださった村の杉さん(通称:トマトマン)も今年ビーツをつくるそうです。ビーツはいつか大長谷の名産になるかもしれません。富山にくるロシアの方々だけでなく,多くの方々に本物のボルシチの味を味わえるときがいつかくるかもしれません。


昨年は知り合いの方々にたくさん送って喜ばれました。今年のビーツ畑は3畝。昨年の3倍獲れる予定です。

なす,トマト,鷹の爪も苗を買って植えました。



今年デビューは里芋さんです。さて,うまくいくかどうか。食べられるかどうかは別にして,太地さんの雨傘になってくれるぐらいの葉っぱができるとうれしい。太地さんのコロボックル姿をみたいという動機で植えました。

かわいらしい葉っぱに貯まった水滴が宝石のように光っています。


ラグビー型になる小玉スイカも植えました。夏にはラグビーしましょう。


伯爵南瓜は,白い皮のかぼちゃ。そして,糸瓜も植えました。

ほかにコーン(味来)やバジル,ルッコラ,ベビーキャロット,ひまわり,百日草,朝顔,ネギ,いろいろ植えました。これからピクルス用キュウリやロマネスコなども順次植える予定。いまはまだお山には都会のスーパーで買った食材を持ち込んでいるけれど,夏の暑さが迫るにつれて,山の食材も増えていくことでしょう。山は美味しい。

拍手[0回]


2009/06/01 23 : 07
こめんと [ 0 ]
CATEGORY : [お山の寄寓生活]
大長谷は春です。
空を見上げると,そこには夏への扉が開いています。


この一年で虫嫌いの太地さんも,ミミズとは仲良く遊べるぐらいにはなりました。
「ん,これミミズかな?」

「ミミズだ!」
「あれ,すごく大きいよ!」
舞ちゃんと太地さんは,なにやら畑をつついています。


取り上げてみると立派なミミズ。
昨年,私たちの畑は石だらけの硬い土でした。地道に耕し,石を拾い,その甲斐あってか,今年の畑はミミズがいっぱいです。
太地さんは,得意げに私にミミズを見せに来ました。ミミズを顔に近づける仕草そのものが太地さんのこの一年の成長の証です。


再び空を見上げると,ぽっかりと夏への扉が開いていました。

拍手[0回]


2009/06/01 22 : 46
こめんと [ 0 ]
CATEGORY : [お山の寄寓生活]
大長谷の津田のおばあちゃんがこさえてくれました。
「おおばまんま」というにぎりめし。ご飯にきなこをかけて,それを朴葉でくるむ。

まるでトトロのつくったおみやげみたいだ。

朴葉を開けると,朴葉の香りが鼻をくすぐり,特別なにぎりめしになります。
「おおばまんま,こまんま〜♪」と歌を歌いながら津田のばあちゃんはこさえてくれました。こんな歌も記憶にとどめておきたい大切な歌のように思います。その昔,田植えの手伝いに皆が集まり,こうした「おおばまんま(朴葉マンマ?)」をこさえて集まったそうな。

翌朝,村は春の山菜祭り。
餅つきがはじまりました!


ヨモギを入れて,よもぎ餅ができました。鮮やかな緑が入り,お持ちは春の香りでいっぱいになりました。そのよもぎ餅が朴葉にくるまれ,振る舞われました。
これもまた,なんだかトトロの特別なご馳走のようでした。


太地さんは1個半,舞ちゃんも2個半,私は3個もたべちゃいました。


この大長谷には,たくさんのトトロがじいちゃんやばあちゃんの顔をしているのです。

拍手[0回]


2009/06/01 22 : 31
こめんと [ 1 ]
<<前のページ | HOME |次のページ>>

忍者ブログ [PR]